自然の力を利用した家
グランドスラブ基礎
(世界基準)
グランドスラブ基礎とは、スラブ盤面一体構造で、水平剛性が高く、基礎に垂直加重が加わると基礎下の地盤を抱え込み拘束する力が働き軟弱な地盤に対して他の基礎工法と比べ最も有利に作用し建物の沈下を防ぎます。
また、コンクリート一体打ちとしたグランドスラブ基礎は、コンクリートの打継部分の強度低下がありません。
通常は、マンションの基礎に使用され金額が高い為木造住宅には使われていませんでしたが、当社では基礎は家の命と考え標準仕様としています。
地熱利用の基礎
基礎の外周を断熱したグランドスラブ基礎の床下は、外気と完全に遮断され外部から侵入する湿気や冷気・暖気の影響を受けません。
なおかつ、シロアリ害虫などの侵入も極端に減少します。
室内の暖房熱と地中から上昇する地熱を抱え込む地熱利用基礎で、夏は涼しく、冬暖かいという自然の力を利用した基礎です。
一年を通して床温度は13℃~14℃を保ち、防湿シートにより床下からの湿度も家の中には侵入しません。
家を長持ちさせる唯一の基礎工法です。
世界基準はトリプル樹脂サッシ
高断熱と高遮音
樹脂サッシのフレームは、独自の複数中空層構造になっており、室内と屋外との間を何層もの空気の小部屋でさえぎり、冬は冷たい外気の影響を受けにくく、夏は暑い外気の影響を受けにくい、そんな快適な室内空間を実現します。
またこの中空層により優れた遮音性をも実現しています。
LOW-E複層ガラスを標準装備しており、日射熱をカットし高断熱をもたらします。
当社では、トリプルガラスのダブルLow-eサッシを標準としています。
優れた耐久性
樹脂サッシは、劣化防止のため高価な光触媒の二酸化チタンを11.76%含有しております。
紫外線の影響で生じる剥離、形状破壊、変形、変色などのダメージを受けにくく、強度と耐久性に優れています。
樹脂フレームの強度と耐久性は、アメリカ基準によるハリケーン対応大型風圧テストと同期耐圧テストに押し出し成型材として初めて合格したことからも証明されています。
省エネ性能と環境への配慮
樹脂サッシなら、冷暖房効率が飛躍的に向上し、冷暖房用の電気使用料や燃料費を大幅に低く抑えられ、それはそのまま二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながります。
また樹脂サッシはアルミサッシと比べて生産時に要するエネルギーの少ない省エネ製品です。
更に廃棄後は完全に燃焼焼却させれば、ダイオキシンを発生することなく、水と炭酸ガスと塩化水素に分解される環境にやさしい製品でもあります。
今、世界的にサッシは樹脂サッシとなっています。
ハイブリッド樹脂サイディング
地球環境を考えたエコ外装材
樹脂サイディングは、1965年アメリカで製造が始まり初めは塗装代替えのリフォーム用として開発され、その後その優れた特性により新築にも使用されるようになりました。
特に1990年代の伸びは著しく、2000年から現在に至っては、アメリカとカナダの新規外装材市場における樹脂サイディングのシェアは、それぞれ51%、70%を占める商品となっています。樹脂サイディングの一番の特徴は耐久性がきわめて優れていることです。
今後、長寿命住宅が望まれる日本の住宅用外装材としてますます普及されると思います。
樹脂サイディングの優れた特徴は下記の通りです。
- 錆に強い 塩害、酸性雨、火山灰の被害を受けにくい
- 凍害に強い 凍結によるひび割れが発生しない
- 剥げない 塗装でなく顔料練りこみなので塗り替え不要
- 凍害に強い 凍結によるひび割れが発生しない
- 雨仕舞が良い シーリングがいらないオープンジョイント工法
- 施工性が良い 軽量で家屋に負担がない
- メンテナンスも簡単 汚れても水洗いでOK
- 自己消化性がある 材料より燃えにくく火がついてもすぐ消える 防火認定が取れている
- 経年変化に強い 長期使用にも変色せず、腐らず強度が低下しない
樹脂サイディングは耐久性がよく、ひいては家を長持ちさせる事になり、地球環境の保全に極めて貢献している外装材なのです。
ドライウォールの壁
ビニールクロスの家からドライウォ-ルの家へ 私達は日本の住宅をエコの家に変えていきます
日本と同様、木造住宅が一般的なアメリカ、カナダ、北欧、オ-ストラリアでは、どうやって室内(誕生、壁)を仕上げているのでしょうか。実はビニ-ルクロスはどの国でも使われておりません。全てドライウォ-ルと呼ばれる塗り壁か、その上にアクセントとして華やかな壁紙を使って仕上げられています。
ドライウォ-ルとは日本人には聞き慣れない言葉ですが、アメリカの大工さんは石膏ボードそのものもドライウォ-ルと言います。そしてそれを仕上げる一連の工程もドライウォ-ルと言います。つまり石膏ボ-ドはドライウォ-ルと一体なのです。
石膏ボードは1917年にアメリカで発明されておりますが、日本で一般化したのは20~30年前の話です。石膏ボ-ドを使って環境に配慮した、優れた仕上げ方法はどうすればいいかという研究がなされ、ドライウォールという技術が欧米では定着したのです。
アメリカでは95%以上の家がドライウォ-ルによって仕上げられています。
ところが日本では、石膏ボ-ドの製造技術が導入されたときに(本当はその時にドライウォ-ルの技術も学ばなければならなかったのに)あっという間に石膏ボ-ド+ビニ-ルクロスという仕上げが定着してしまったのです。
日本で石膏ボ-ドを室内の壁、天井に貼った後にビニ-ルクロスを貼って仕上げというやり方が定着した背景を考えてみますと、次のような事ではなかったのかと思います。
- 日本には経師屋という襖や書画の表装をする職業があったが、その商いが駄目になってクロス屋に転向した。
- ドライウォ-ルは下地造りに手間がかかりコストアップになる。その為、ちょうどその頃ハウスメ-カ-が出来はじめていた時期で、少しでもコストを安くしたいハウスメ-カ-がこれに飛びつき、工務店もこれに追従した。
- アメリカ、カナダの石膏ボードは4フィ-ト巾の(1220mm)横張りだが、日本では3尺(910mm)の縦張りのため、ジョイントが多く、ドライウォ-ルの目地処理が大変である。
- ビニ-ルクロスメ-カ-が競って多様な柄のものを出し、見た目がきれいなので、消費者に受けた。
上記のような日本の特殊な要因から、日本では石膏ボ-ド+ビニ-ルクロスが、標準となってしまいました。しかし後述のように職者が指摘している危険なビニ-ルクロスを、日本だけが野放しで使っていいとは思えません。それどころか、ここにきてマスコミに度々取り上げられているシックハウス、シックスク-ル、シックマンションの最大の原因はビニ-ルクロスだと言われています。
ビニ-ルクロスに健康上の問題がもし無ければ、コストが安く、施工も簡単なのですから、欧米でも使われるはずです。こんなものを、甘い基準値を出して許可しているのは、日本の役所が、いつも業者よりで、本当に大事なこと、消費者の安全をないがしろにするからなのです。
ビニールクロスの危険性 ビニ-ルクロスは発ガン性物質の固まり
ここ20~30年前から、日本の住宅は、戸建、アパ-ト、マンションなど全て、天井、壁をビニ-ルクロスという壁紙で仕上げています。
これは日本の住宅のみに見られるやり方で、欧米では考えられません。
ビニ-ルクロスがどんなに人体に有害なものか…これから家を建てる方には是非知ってもらいたいのです。
壁紙というと、紙で作られているような印象を受けますが、布製やビニ-ル製など種類は様々です。欧米では紙製主流ですが、日本では9割以上の壁紙がビニ-ル製です。
ビニ-ルは、正式名称はポリ塩化ビニ-ルという石油製品。塩化ビニ-ルは塩素を含み、製造・加工の時や排気処理の段階で猛毒ダイオキシンを発生させるため、欧米では地域環境を破壊する物質として使用が制限され、いずれは禁止される方向にあるものです。
千葉県や東京都中野区でも、塩化ビニ-ルの使用を縮小していく決議がなされています。
にもかかわらず、日本では住宅建材としては、窓枠、床材、ドアなど住まいのいたる所に使われています。なかでもビニ-ル壁紙はほとんどの家に貼られています。
日本の壁紙の業界団体、壁紙材料協会は、1994年にビニ-ル壁紙から発ガン性物質が室内に揮発していた事が報道された事件をきっかけに1996年にISM安全規定(別表参照)を設けましたが、この安全規定も表のように危険な発ガン性物質や、ホルモン阻害物質、重金属類が仕様されています。
従来使われてきたものや、現在使用されている壁紙は、表のような自主規定もなく、化学物質の野放し状態です。企業秘密の壁の向こうで、どんな有害なものが使われているのか知る術もありません。
ISM安全規定
(生活環境の安全に配慮したインテリア材料に関するガイドライン)
項目 | 基準及び規則 | 有害性 |
モノ塩化ビニ-ル | 200ppm以下 | 発ガン性物質 |
ホルムアルデヒド | ホルムアルデヒド | 発ガン性物質 |
重金属 ●バリウム ●鉛 ●クロム ●アンチモニ- ●砒素 ●カドミウム ●水銀 ●セレニウム | 500mg/kg以下 90mg/kg以下 60mg/kg以下 20mg/kg 8mg/kg 25mg/kg 20mg/kg 165mg/kg | 発ガン性物質 発ガン性物質 発ガン性物質 発ガン性物質 発ガン性物質 発ガン性物質 発ガン性物質 |
安定剤 | 鉛・カドニウムを用いない | |
発泡剤 | クロロフルオロカ-ボン類(フロンを使用しない | |
溶剤 | 壁紙の製造工程において希釈や洗浄に塩素及び芳香剤系の溶剤を使用しない事 | |
可塑剤 | 極めて蒸気圧の低い分子量 300g/mo1以上の不揮発性可塑剤のみを使用する事 | 発ガン性物質 |
ISMの表にあるようにビニ-ル壁紙からは、発ガン性物質・モノ塩化ビニ-ルが発生しています。これを吸い込むと、めまい、吐き気、意識障害などがおこります。
また塩化ビニ-ルを扱う工場では、肝血管肉腫、肝臓ガン、脳腫瘍、リンパ腫などが多く発生すると疫学調査で確かめられています。
ビニ-ル壁紙は、成分の化学物質が揮発して劣化するので、数年ごとに張替える必要があります。新しく張替えるたび、改めて有害物質にばく露を繰り返し、次第に化学物質過敏症になってしまった例もあります。全国の家庭で使われている壁紙が数年ごとに張替えられているのですから、大変な量のゴミを出していることになります。リサイクルできずゴミとなった壁紙を埋めると、可塑剤や難燃剤がしみ出して土、地下水、河川を汚染し燃やすと有害ガスや猛毒ダイオキシンを発生させます。このダイオキシンは最強の発ガン性物質であり、内分泌系に作用して、ホルモン異常や生殖器の異常を引き起こします。空気や水、土を汚染し、周囲に住む人の健康や生態系に影響を及ぼします。日本人の母乳が、世界一の濃度でダイオキシン汚染されていると騒がれていますが、このような環境の中で生活していることと無縁とはいえないでしょう。